食物アレルギー|木村小児科|八尾市本町の小児科・アレルギー科

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食物アレルギー

食物アレルギー|木村小児科|八尾市本町の小児科・アレルギー科

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よくある原因食物

  • 乳幼児:卵、牛乳、小麦、大豆など
  • 学童期以降:ナッツ類、甲殻類(えび・かに)、そば、果物 など

※近年、クルミなどのナッツアレルギーが急増しています。

主な症状

  • 皮膚:じんましん、かゆみ、赤み
  • 消化器:腹痛、嘔吐、下痢
  • 呼吸器:咳、ゼーゼー、息苦しさ
  • 全身:アナフィラキシー(血圧低下・意識障害など、緊急対応が必要)

※症状は摂取後数分〜数時間以内に出ることが多いです。

診断

  • 詳しい問診(何を・どれくらい・どんな症状が・いつ出たか)
  • 血液検査(特異的IgE)
    ※IgE検査が陽性となった食物でも、食べた時の症状を認めなければ食物アレルギーとは診断されず、除去する必要もありません。
  • 必要に応じて食物経口負荷試験

食物経口負荷試験の流れ

① 来院・事前確認
  • 当日は午前9時に来院していただきます。
  • 体調(発熱・咳・皮膚状態など)を確認し、その日の実施が安全かどうかを医師が判断します。
② 食物の摂取
  • 医師の指示のもと、1回または 30分おきに3回に分けて摂取します。
  • 摂取量や方法は、年齢・これまでの症状・検査結果を踏まえて一人ひとり個別に設定します。
③ 院内での経過観察
  • 摂取後は院内で12時頃までしっかり経過観察を行います。
  • 皮膚症状、呼吸症状、消化器症状などが出ていないかをスタッフが継続的に確認します。
④ 症状が出た場合の対応
  • 必要に応じて内服薬・吸入・注射など迅速に治療を行います。
  • 重い症状に備え、救急対応ができる体制を整えたうえで実施しています。
⑤ 結果説明・今後の方針決定
  • 今後の食事をどう進めていけばいいか具体的な指示を行います。

FPIES(食物蛋白誘発胃腸症)

FPIES(食物蛋白誘発胃腸症)は、乳幼児期に発症する食物アレルギーの一種です。
典型的には、原因となる食物を摂取してから1~4時間後に繰り返す嘔吐がみられ、重症の場合には、顔色が悪くなる、ぐったりするなどの症状を伴うことがあります。
原因となりやすい食物として、近年は卵黄が最も多く報告されています。そのほかにも、ミルクや大豆などで起こることがあります。
一般的な食物アレルギーと違って血液検査では診断できないため、症状の出方や時間経過などの詳しい問診をもとに診断します。同じ症状を繰り返して起こすことも、診断の重要な手がかりとなります。
幼児期のうちに自然に改善することが多いと報告されています。
そのため当院では、除去している原因食物が食べられるようになったかどうかを確認するため、1歳過ぎに食物経口負荷試験を行い症状が出ないかどうかを確認します。症状がある場合は6~12か月ごとに負荷試験を繰り返します。

PFAS(花粉‐食物アレルギー症候群)

PFAS(花粉‐食物アレルギー症候群)は、花粉症のある方が、特定の果物や野菜を食べたときに起こるアレルギーです。花粉と果物・野菜に含まれる成分の形が似ているため、体が花粉と同じものと勘違いして反応してしまうことで起こります。
多くの場合、果物や野菜を食べてすぐ、口の中や唇、のどにかゆみやピリピリ感、軽い腫れがみられます。症状は口の中に限られることが多く、短時間で自然におさまるのが特徴です。じんましんや息苦しさなどの全身症状が出ることはまれです。
原因となる成分は熱に弱いため、生では症状が出ても、加熱すると問題なく食べられることがよくあります。そのため、すべてを完全に除去する必要はない場合もあります。