食物アレルギー
食物アレルギー
食物アレルギーは、特定の食べ物を食べたあとに、体の免疫が過剰に反応して症状が出る病気です。
乳幼児から学童期に多く、年齢によって原因食物や症状の出方が変わります。
※近年、クルミなどのナッツアレルギーが急増しています。
※症状は摂取後数分〜数時間以内に出ることが多いです。
FPIES(食物蛋白誘発胃腸症)は、乳幼児期に発症する食物アレルギーの一種です。
典型的には、原因となる食物を摂取してから1~4時間後に繰り返す嘔吐がみられ、重症の場合には、顔色が悪くなる、ぐったりするなどの症状を伴うことがあります。
原因となりやすい食物として、近年は卵黄が最も多く報告されています。そのほかにも、ミルクや大豆などで起こることがあります。
一般的な食物アレルギーと違って血液検査では診断できないため、症状の出方や時間経過などの詳しい問診をもとに診断します。同じ症状を繰り返して起こすことも、診断の重要な手がかりとなります。
幼児期のうちに自然に改善することが多いと報告されています。
そのため当院では、除去している原因食物が食べられるようになったかどうかを確認するため、1歳過ぎに食物経口負荷試験を行い症状が出ないかどうかを確認します。症状がある場合は6~12か月ごとに負荷試験を繰り返します。
PFAS(花粉‐食物アレルギー症候群)は、花粉症のある方が、特定の果物や野菜を食べたときに起こるアレルギーです。花粉と果物・野菜に含まれる成分の形が似ているため、体が花粉と同じものと勘違いして反応してしまうことで起こります。
多くの場合、果物や野菜を食べてすぐ、口の中や唇、のどにかゆみやピリピリ感、軽い腫れがみられます。症状は口の中に限られることが多く、短時間で自然におさまるのが特徴です。じんましんや息苦しさなどの全身症状が出ることはまれです。
原因となる成分は熱に弱いため、生では症状が出ても、加熱すると問題なく食べられることがよくあります。そのため、すべてを完全に除去する必要はない場合もあります。