各種検査
各種検査
受診当日に結果がわかる検査です。
症状・身体所見などから感染症が疑われる場合、病原体を特定するために必要に応じて検査を行います。
検査用の綿棒を使用して鼻や喉から検体を採取し、10分以内で結果が判明します。
核酸増幅検査は、ウイルスや細菌の遺伝子の一部を増やして検出する検査です。検体に含まれる病原体が少なくても検出しやすく、一般的な迅速抗原検査と比べて、発症早期の診断に役立つことがあります。
核酸増幅検査には、PCR法やNEAR法などがあります。当院では、PCR法を用いる「GENECUBE」と、NEAR法を用いる「ID NOW」の2種類の検査機器を導入しています。
医師が必要と判断した場合に院内で検査を行い、その日のうちに結果を確認することで、早期の診断と適切な治療につなげています。

全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」を用いて、マイコプラズマと百日咳のPCR検査を行っています。
検体採取から約40分を目安に結果が分かり、診察当日に治療方針を検討できます。
また、一般的に治療に使われるマクロライド系抗菌薬が効きにくい「耐性菌」が問題となっています。当院では、この耐性に関わる遺伝子変異も調べることで、より適切な抗菌薬の選択に役立てています。
※検査の混雑状況や再検査の必要性などにより、結果のご案内までに時間がかかる場合があります。

溶連菌感染症とインフルエンザの診断に、迅速遺伝子検査システム「ID NOW」を活用しています。
NEAR法という核酸増幅技術により、一般的な迅速抗原検査よりも少量の病原体を検出でき、短時間で結果が分かることが特徴です。
検査結果と症状・診察所見を合わせて判断することで、感染症の見逃しを減らし、適切な治療や不要な抗菌薬の使用を減らすことにつなげています。
※インフルエンザは、年齢にかかわらず重症化リスクなどによって保険適用となる場合もあります。
※遺伝子検査でも、発症時期や検体の状態などによっては感染していても陰性になることがあります。

血球計数では貧血や感染の兆候を、CRP(炎症反応)では体内の炎症の強さを確認します。細菌感染の可能性を判断する際にも役立ち、診断や治療方針を決める大切な指標となります。検査は数分で結果が出るため、迅速な対応につながります。
尿中のたんぱく・糖・白血球などをその場で確認できる簡便な検査です。腎臓の状態や感染症の兆候を短時間で把握できます。

超音波検査(心臓・腹部)
放射線を使わずに超音波にて体の内部を確認できる安全な検査です。当院では主に心臓の動きや形の評価、腎臓・尿路の奇形の有無などを調べる際に使用しています。お子さんの負担が少なく、必要な情報をその場で確認できるため、診断に役立ちます。

X線検査(胸部・腹部)
胸やお腹、骨の状態を確認するための基本的な画像検査です。肺炎や気管支炎の評価、骨折の有無などを調べる際に役立ちます。必要最小限の範囲で撮影し、お子さんの負担や被ばくをできるだけ抑えながら診断に活かしています。

心電図検査
心臓の電気的な動きを記録し、脈の乱れや心臓の働きに異常がないかを調べる検査です。胸の痛み、動悸、息苦しさなどの症状がある場合や、学校検診で指摘があった際に行います。お子さんへの負担が少なく、短時間で安全に実施できる検査です。

呼吸機能検査
肺がどれくらい空気を吸い込み、どれくらい吐き出せるかを調べる検査です。喘息や慢性的な咳、運動時の息苦しさなどの評価に役立ち、お子さんの呼吸の状態を客観的に把握できます。痛みはなく、短時間で安全に行える検査です。
経皮的動脈血酸素飽和度(SpO₂)測定
指先にセンサーをつけて、血液中の酸素の量を調べる検査です。呼吸の状態を素早く把握でき、喘息発作や肺炎などの評価に役立ちます。
アレルギー検査など、上記以外の詳しい検査については必要に応じて外部検査機関へ委託して実施いたします。
検査委託機関:日本医学臨床検査研究所