ヒトメタニューモウイルス感染症|医療法人 木村小児科|八尾市本町の小児科・アレルギー科

〒581-0003大阪府八尾市本町2丁目1-27
072-999-5666
072-970-5558
ヘッダー画像

ヒトメタニューモウイルス感染症

ヒトメタニューモウイルス感染症|医療法人 木村小児科|八尾市本町の小児科・アレルギー科

WEB予約 WEB問診 ご意見ボックス

ヒトメタニューモウイルスとは?

「ヒトメタニューモウイルス」と聞くと、あまり聞き慣れない名前で不安に感じる方もおられるかもしれません。
しかし、ヒトメタニューモウイルスは以前から子どもたちの間で流行している呼吸器ウイルスのひとつです。
多くはかぜ症状で改善しますが、乳幼児では咳が強くなったり、ゼーゼーしたり、肺炎や中耳炎を起こすことがあるため注意が必要です

ヒトメタニューモウイルスは、咳や鼻水などの症状を起こすウイルスです。
感染経路は主に、咳やくしゃみによる飛沫感染や鼻水や唾液がついた手や物を介した接触感染です。
潜伏期間はおおよそ3〜5日、感染期間は通常1〜2週間程度とされています。

 

どんな症状が出ますか?

主な症状は以下のようなものです。

・発熱
・咳
・鼻水
・ゼーゼー、ヒューヒューする呼吸
・(乳児)哺乳量の低下

    多くは通常のかぜのように自然に改善しますが、乳幼児では咳が長引いたり、呼吸が苦しくなったりすることがあります。
    特に注意が必要なのは、

    ・発熱
    ・早産で生まれたお子さん
    ・心臓や肺に基礎疾患があるお子さん
    ・喘息や喘息様気管支炎を起こしやすいお子さん

    です。ヒトメタニューモウイルスは、喘息発作の悪化に関与することもあります。

    ヒトメタニューモウイルス感染症はウイルス感染症です。そのため、ヒトメタニューモウイルスそのものに効く抗生剤はありません
    「熱があるから抗生剤が必要」というわけではなく、診察で中耳炎、肺炎などの細菌感染の合併などが疑われる場合に、必要性を判断して抗生剤を使用します

    当院では、症状の経過や診察所見を確認し、必要な検査や治療を行います。

     

    検査について

    ヒトメタニューモウイルスは、迅速検査キットで調べることができます。
    ただし、検査はすべてのお子さんに必要というわけではありません。迅速検査の保険適用は6歳未満です。
    診察のうえで検査の必要性を判断します。

     

    治療について

    ヒトメタニューモウイルスに対する特効薬はありません抗生剤も効果がありません
    治療は、症状を和らげる対症療法が中心です。

    具体的には、

    ・発熱やしんどさに対する解熱剤
    ・咳に対するお薬
    ・喘鳴がある場合の吸入治療(抹消の気道閉塞であることから吸入の効果はないことが多いです)
    ・水分摂取の確認
    ・呼吸状態の評価

    などを行います。
    熱が下がった後も、咳だけがしばらく残ることが多いです。

     

    よくある質問

    受診の目安は?

    次のような場合は、早めに受診してください。

    ・咳が強く、眠れない
    ・ゼーゼー、ヒューヒューしている
    多呼吸(呼吸が速い)
    陥没呼吸(肩で息をしている、胸がへこむ呼吸をしている)
    ・顔色が悪い
    ・乳児で哺乳量が明らかに減っている
    発熱が長引く
    一度よくなった後に再び発熱した

    特に、乳児や喘息をお持ちのお子さんでは、早めの診察をおすすめします。

     

    登園・登校の目安は?

    ヒトメタニューモウイルス感染症には、インフルエンザのような明確な出席停止期間はありません。
    咳などが安定した後、全身状態がよければ登園・登校可能とされています。
    ただし、咳が強い時期は周囲に感染を広げる可能性もあるため、無理をせず、お子さんの状態に合わせて判断しましょう。

     

    まとめ

    ヒトメタニューモウイルス感染症は、乳幼児に多い呼吸器感染症です。
    多くは自然に改善しますが、乳児では細気管支炎や肺炎、中耳炎の原因となることがあり、発熱が続く場合や咳やゼーゼーが強い場合には注意が必要です。

    抗生剤が効く病気ではないため、当院では診察により呼吸状態や合併症の有無を確認し、必要に応じて検査や吸入などの治療を行います。
    発熱が持続する、咳が長引く、ゼーゼーする、呼吸が苦しそう、水分がとれないなどの場合は、早めにご相談ください。